有期契約に関して改めて気づいた3つのこと

「○○は、気に入らないから絶対に雇止めにしてやるんだ」
複数の組合員から、このように言われた、担当者がこのように言っているのを聞いた、という話を聞きました。
しかも、それぞれ業種・業態、企業規模もまったく異なる企業で働く組合員から異口同音に、このような言葉が職場及び職場の周辺で言われているということに、ちょっとした驚きがありました。
そして、改めて3つのことに気づきました。
一つ目は、有期契約の更新・不更新が極めて軽く扱われているということ。例えば、それが仕事を失うほどの重いものでないにもかかわらず、ミスをしたことをとらえて更新をしないということが行われています。その背景には、「気に入らない」ということがあると思えてなりません。
二つ目は、人事という権力は暴走しやすいということ。雇止めという形で、仕事を奪うことができる力は、まさに職場の中の権力です。また雇止めなどではなくても、大きい意味での人事、例えば運輸業での配車などが、気に入る・気に入らないで行われるという相談は少なくありません。
三つ目は、これは以前にも指摘したことですが、雇用形態が身分制度になっているということ。「雇止めにしてやる」と言っているのは、期間の定めのないいわゆる正社員です。言っている本人に権限がある場合はもちろん、権限はなくても権限を持っている役職者にアクセスできる立場にあります。この立場の差は、そのまま身分の差につながり、少なからずの非正規で働く人が感じる「人間扱いされていない」という主張につながってくるのだと思います。もちろん、正社員が必ずしも恵まれているとは限りませんが。
来年の通常国会に、有期契約を規制するための法律案が上程される予定で、法律案のいわばベースになる「建議」がまとまりました。
いろいろ言いたいことはありますが、それはまた別の機会とします。ここでは、法改正によって、上記で指摘した3つが少しでも払しょくできる制度になることを期待します。
プロフィール

書記長・関口

Author:書記長・関口
東京ユニオンは働き方などにかかわらず、一人でもだれでも入れる労働組合です。ひとりで悩まずにご相談ください!
電話:03-5354-6251(祝・祭日を除く毎週火・木曜の18時~21時を集中相談に設定しています。お急ぎでない方は、この時間帯にご連絡ください)

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR