知っているようで知らない!?「春闘」の基礎講座(その3)

●非正規にとって春闘は他人事?

組合員:そう。特に非正規にとって春闘って他人事なんだよね。

たっちー:そうはいうけど、実はそうして激しい労使のやり取りをして実現した賃上げの結果は、多少なりとも社会に波及していく。だから、本当は他人事じゃない。
冒頭に、春闘を「話し合う場」だけではなく「労働組合運動」と説明したのは、そういう意味なんだ。

組合員:そうはいっても、非正規と春闘っていまだになんだかピンとこないよね。

たっちー:連合がパートの時給アップを要求に組み込むようになったのは2001年から。まだ10年程度だからそういう意味でも定着していないのかもしれない。大手の労働組合のなかには、いまだに非正規労働者が加入できないところも少なくないようだしね。
 でも、東京ユニオンでは、以前は春闘交渉を行っていた派遣労働者の職場支部もあった。今年も非正規だけが加入する職場支部で春闘交渉を予定しているよ。

組合員:そうした職場支部で、賃金アップはできそう?

たっちー:春闘のテーマとして賃金は重要だけど、今年だけの賃金アップだけでなく他のテーマでも話し合いをして、長期的に働く環境を整えるというスタンスで春闘に臨んでほしい。
 先ほど、業績は厳しいし、社長はケチだし……という話もあったけど、賃上げが難しければ、賃金以外の労働条件の獲得を目指してほしいな。

組合員:賃金以外って、どんなことがあるの?

たっちー:例えば、同じ会社で5年を超えて働くことになった人は労働契約を有期契約から無期にするように会社に対して申し出ることができるという改正労働契約法が4月1日からスタートする。
 でも、この勤続5年のカウントは4月1日からなので、すでに5年以上働いている人は法律の対象にはならない。だから東京ユニオンのある職場支部では、春闘要求として今年の4月1日現在で5年といわず、すでに3年勤続をしている人の契約を無期にするよう要求することを検討している。
 その他にも、女性が多い職場であれば母性保護を充実させるよう要求するなどいろいろ考えられると思うよ。

組合員:そうかぁ。春闘って賃上げだけじゃないんだ。

たっちー:そういうこと。だから、非正規だから、春闘交渉はしないから、ということで他人事とは思わないで、注目してね!

(東京ユニオン機関紙「GU」2月号を加筆・修正しました)

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