たっちーの労働問題講座①「追い出し部屋」ってなに?

 昨年大みそかの朝日新聞に掲載され、今年に入って厚生労働省や連合が調査を始めた「追い出し部屋」。厚生労働省は早々に「明らかな退職強要はなかった」などとしているようですが、実はこのうちのいくつかの企業で働く人から、東京ユニオンにも相談が寄せられています。
 そうした相談や報道を総合すると各社で若干の違いがあるようですが、会社が辞めさせたいと思った社員を集めた部署または部屋で、さまざまな退職圧力が加えられているという点で共通しています。
このようにいわば企業の暗部ですから、それを打ち消すためにキャリア支援、キャリア開発などクリーンな名称が使用されているようです。
 追い出し部屋配属後、執拗に退職強要が続けられることもありますが、手薄になっている部署に配転されることもあるようです。このときの配転の特徴は、ホワイトカラーの技術者を工場や倉庫などに異動するなどキャリアを無視していること、1ヶ月など極めて短期であること、のいずれかまたは両方です。
 しかし、追い出し部屋に配属された社員に与えられる最大のミッションは「転職先を探すこと」。このためミッションが達成できない(転職先が見つからない)と評価が下がり、一時金や賃金が下がり続けます。達成して転職先が見つかれば退職です。
 追い出し部屋と同様の例は、過去にもあり、裁判にもなっています。課長職を総務課受付へ配転した(バンク・オブ・アメリカ・イリノイ事件)、退職強要に応じない社員に草むしりなどの雑用しか与えなかった(エフピコ事件)といった事件で、いずれも労働者側が勝訴しています。また、国鉄がJRに変わる際にも、個室に閉じ込めて退職の圧力をかけることが行われていたとの指摘もあります。
(東京ユニオン機関紙「GU」2月号より転載)

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