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大手企業のベア実施に想う

今年の春闘は久々のベア実施。昨日から景気のいい報道が目立ちます。労働組合として歓迎すべきではありますが、やや釈然としないわだかまりのようなものを感じています。
そもそも春闘は、高い回答が期待できる(た?)金属関連の重厚長大産業を先行させ、その結果を他の産業、ひいては中小企業に波及させていくことを狙いとしていました。
賃金だけでなく福利厚生でも大きい規模間の格差を埋めるためには、中小企業では大手企業を上回るベアを実施しなけれならないのですが、今回、そこまでの波及効果は正直なところ?です。
さらに全労働者の3割以上を占めるに至った非正規に、大手企業の賃上げがどのように波及するかは全く未知数。
今回、大幅ベアを実施することになった企業の中には要求を上回る回答をする企業もあったと報じられています。
しかし、残念ながらこの企業の労使が要求を上回る部分を非正規に配分するように検討していたかは定かではありません。
冒頭に述べたように春闘回答で重厚長大産業を先行させた理由は他産業、他企業への波及を狙ったからです。その意味で、春闘は個別企業の賃金アップの枠を超えた社会運動であるはずです。
久々のベア実施に水を差すようで恐縮ですが、中小企業や非正規に波及しなければ「格差拡大春闘」と言われかねず、社会運動としての意味も失いかねません。
しかも、労使の交渉よりも政府の要請によってベアを実施したと受け止められかねないような状況では、賃上げにおける労働組合の存在感にも?が付きかねないと考えます。
もちろん中小企業、非正規労働者の春闘に取り組む労働組合としては全力を尽くしますが、賃上げという本来好ましいことにも現在の日本社会が抱える矛盾を反映しているような気がしています。
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