スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

介護施設もどきの「高齢者住宅」で起きていること

埼玉県本庄市にある住宅型有料老人ホーム「ケアセンターベル」で、夜勤専門の介護職で働いていた組合員が施設の職員による利用者への虐待を告発、社長から「しばらく休め」と言われ、組合員は休職していました。しかも、いつの間にか「無断欠勤」扱いされ、無給の状態が続いています。
舞台となったケアセンターベル運営しているのは、株式会社ベルコーポレーション。同じ、本庄市内に「早稲田の森」というサービス付き高齢者住宅(以下、サ高住と略)も運営しています。http://carecenter-bell.com/greeting.html
東京ユニオンは会社に、復職の前提として休まされていた間の賃金の補償、組合を参加させた虐待の調査と再発防止の委員会の設置などを求めました。しかし、会社は組合の要求をまったく聞き入れようとせず、組合員を被告として会社に支払いの義務はないなどという裁判を起こしたことから、現在、紛争状態になっています。
ここで、高齢者住宅の問題点について、かいつまんでご紹介しようと思います。というのも、今回のベルコーポレーションでの虐待とそれを報告した組合員への報復の背景には、この企業の体質だけでなく、こうした日本の現在の介護事情を巡る状況が影響したのではないかという気がしているからです。
住宅型有料老人ホームやサ高住は、住まいと見守りなどを提供するだけで、いわゆる介護施設とは区別されています。介護は入居者が外部のサービス事業者に頼むのが一般的です。しかし、ベルコーポレーションもそうですが、これらの運営主体(営利企業や医療法人)が同一グループの訪問介護、デイサービスといった介護事業所を併設しています。
介護施設であれば、自治体に届け出ると、居室の広さや職員の配置などに基準があり、細かなところまで行政の指導を受けなければなりません。このような規制を逃れるかのように、あくまで入居者が自宅で訪問介護を受けているということにしているわけです。
こうすることで異業種から参入を促していると考えられます。しかし、異業種の多くは医療や福祉の精神に乏しい営利企業です。住宅メーカーが遊休農地を探して地主をたきつけ上物を建てさせ、企業に一棟貸しするなどの「ビジネスモデル」もあるそうです。 
参入企業には介護保険制度に詳しいコンサルタントが付き、入居者の要介護度が高い方が儲かること、入居者が生活保護受給者であれば100%取りっぱぐれがないなどと指南しているとも聞きます。さらに、自社のケアマネージャーと契約することを入居の要件とされ、入居者はサービスを選ぶことができない状況にあるというケースも聞きます。その上で、自社のサービスを入居者のケアプランに支給限度額いっぱいに組まれたりすることもあるようです。まさに、貧困ビジネスの温床にもなっているのです。
もちろん、すべての高齢者住宅に問題があるわけではありません。心ある方が運営しているところもあるでしょう。しかし、その制度、システムに問題を抱えていることは間違いないと思います。国をあげての早急な対策が求められます。
(専門の方が読むとからなり荒っぽい説明になりましたが、敢えてわかりやすくしたところもあります。ご了承ください)
スポンサーサイト
プロフィール

書記長・関口

Author:書記長・関口
東京ユニオンは働き方などにかかわらず、一人でもだれでも入れる労働組合です。ひとりで悩まずにご相談ください!
電話:03-5354-6251(祝・祭日を除く毎週火・木曜の18時~21時を集中相談に設定しています。お急ぎでない方は、この時間帯にご連絡ください)

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。