まじめにコツコツは美徳?

先日来、このブロクで大規模なリストラの相談が増えているとのご報告をさせていただいています。
リストラの一環で、いわゆる「肩たたき」にあう人の人物像をおおざっぱにまとめると①勤怠はまじめで無遅刻・無欠勤だけど、②人事評価が標準以下で、③おとなしい人…といった印象を持っています。
こうしたことから、その昔は美徳だった「口数は少なくまじめにコツコツやる人」は、今や「リストラ要員」になるともとらえています。
同時に、先日、アリやハチなどの特殊な集団構成を持つ「真社会性生物」を長年研究している進化生物学者・長谷川英祐氏の『働かないアリに意義がある』(メディアファクトリー新書)を読んだときに印象に残った話とダブりました。
それは「道を間違えるアリが交ざっているほうが、エサを効率よく取れる場合がある」というもの。
アリは、虫の死がいなどエサになるものをみつけると、巣からこれまで来た同じ道をたどって運び込もうとします。
基本的に他のアリも同じ道をたどるのですが、中に間違えるアリがいます。しかし、間違えた結果が、近道になることがあるのです。皆さんも虫の死がいからアリの巣までの行列が1本ではなく、複数になっているのを見たことがあると思います。
これは、最初に発見したアリがつくった道と、間違えたアリによってできた近道なのです。
私はこの話を読んだとき、道を間違えたアリは、今やリストラ要員になっている「人事評価は標準以下だけど、まじめにコツコツ働くタイプ」のような気がしてなりませんでした。
もちろん、アリの社会の話を人間の企業にそのまま当てはめることはできません。
それでも、リストラの相談を聴くたび、あるいは会社との交渉のたびに、そういう印象を強くしています。加えて、会社の働く者に対する見方が画一的になっている気がして仕方がありません。
どんな会社にも、仕事の成績は平均以下だけど、寡黙でまじめな人って会社に必要だと思うんですけどねぇ…。
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