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貧しい経済大国

「おめでた」と表現される妊娠は、まさにおめでたいことの代名詞。しかし、非正規労働者、とりわけ派遣労働者にとっては、契約を打ち切られるのではないかという不安が間近に迫り、手放しで喜べないという人も多いのが現状です。
1カ月や3カ月など細切れにされた契約期間の中、どのタイミングで妊娠したことを告げるか、お腹も目立つようになってきてそろそろ限界だけど、「じゃあ、今回で契約打ち切り」ということになるのではないか…。ユニオンには、そんな不安を抱えた相談が定期的に寄せられます。
もちろん、妊娠や出産を理由にした契約の打ち切りは違法です。しかし、それまでは何事もなく更新されてきた契約が、妊娠を告げると打ち切られた、次の契約は更新しないといわれた、という相談が後を絶たないのが現状です。
契約が打ち切られてしまえば、雇用保険の育児休業給付は受給できず、さらに生まれたばかりの赤ん坊を抱えたままでは就職活動はできませんから、基本手当も受給できません。
つまりセーフティネットであるはずの雇用保険を利用できず、結果として無収入になってしまうのです。不安になるのは当然でしょう。
日常的に相談の中で、こうした不安に接していると「派遣はワーク・ライフ・バランスの実現に適した働き方」などという発言には、怒りすら感じます。
「妊娠し育児休業を取らせてほしいなどと言ったところ、経営難を理由に退職届を書くように言われた」(パート)
「妊娠を機に退職を強要され、退職届を提出させられた」(パート)
「妊娠中。出産は5月のところ3月末で雇止めと言われた。自分だけでなく、雇われている契約社員すべてがそのような扱いを受けている」(契約社員)
「育児休業を申請したら、派遣先からも派遣元から、取得させない、雇止めにする、と言われた」(派遣)
これらは、今年8月に完成したパンフレット『働く者の使い捨てをなくそう!-実効ある有期雇用法制の実現に向けて-』から抜粋した事例です(パンフレットの申込書はこちら)。
新しい命の誕生を本人も同じ職場で働く人たちも、もろ手を挙げて喜べない…。依然として経済大国であるはずの今の日本は、とても貧しい国のような気がしてなりません。
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書記長・関口

Author:書記長・関口
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