人事とは…

先日、入院して手術してから復職を願い出たところ、それまでの内勤から外回りの仕事への配転を命じられている、という相談が寄せられました。
まさに、生死を分けるような大手術から生還し、「さあ、再出発」と思っていた矢先に出された配転命令。外回りの営業など経験もなく、術後の身体への負担を考えれば、応じられるものではありません。ひときわ大きなショックを受けていました。
この話を、ある弁護士にしたところ「まったく、人事とはヒトのコトって書くんだぞ!」と憤慨していました。
外資系企業ではHR(ヒューマンリソース)などともいいますが、いずれにしろその人が力を発揮できるように工夫をして、知恵をだして…というのが役割のはず。しかし、どうも最近の人事やHRは、会社の都合ばかりを考えてリストラ計画を忠実に実行する部署となっているような気がしてなりません。
例えば、東京ユニオンの隣にある東京管理職ユニオンのリコーユニオン。退職勧奨を断った技術者を倉庫作業に配転させるなどがその典型です。
団体交渉で人事やHRと話をする機会が多い中で、リコーに限らず、また企業の規模に関係なく「人事力」が低下しているという印象を持っています。もちろん中には、こちらが脱帽するような対応をしてくる人事やHRもいますが、残念ながらほんの一握り…いや一つまみといったところです。そして、それが昨今言われている日本企業の競争力低下につながっているのかもしれないとも考えています。
「人事(じんじ)を尽くして天命を待つ」とは、力の限りを尽くし、あとは天命に任せることをいいます。
人事に人事を尽くす人事担当者と、雇用を守るために知恵を出し合うような交渉をしたいなぁ…と思う今日この頃です。
スポンサーサイト
プロフィール

書記長・関口

Author:書記長・関口
東京ユニオンは働き方などにかかわらず、一人でもだれでも入れる労働組合です。ひとりで悩まずにご相談ください!
電話:03-5354-6251(祝・祭日を除く毎週火・木曜の18時~21時を集中相談に設定しています。お急ぎでない方は、この時間帯にご連絡ください)

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR